ニュースリリース

  • 委員会報告 

  • DATE
  • 2009年8月29日

連携講義「宇宙機力学特論B」を実施しました。

平成21年7月21日(火)、室蘭工業大学の航空宇宙機システム研究センターにおいて、東京都市大学工学部の目黒在教授が、連携講義の一環として、室蘭工業大学航空宇宙システム工学専攻の宇宙機力学特論B(棚次亘弘教授担当科目)において、「衛星開発プロジェクトにおける事例を中心にした展開宇宙構造の設計と評価」と言う題目で講義を行いました。室蘭工業大学と東京都市大学の航空宇宙分野では、昨年度に行われた「Winter Seminar at 武蔵工業大学」において、共同研究などを展開するなどの方針を話し合い、今年度より積極的に交流活動を開始しています。今回の連携講義もその一環であり、東京都市大学の目黒在教授は、航空宇宙研究開発機構(JAXA)において、大型展開アンテナの設計を行った経験をもつ、宇宙機の展開構造設計のスペシャリストです。講義の概要は以下の通りであり、約20名の大学院生が聴講しました。
・展開宇宙構造(展開構造とは,展開構造の設計、解析法)
・大型展開宇宙構造の開発事例(衛星の概要,構成,設計,試験,運用)
 本連携講義ではそれぞれの大学における宇宙関連の得意分野を相互に大学院学生に学ばせる貴重な機会であり,また授業の枠を離れて,室蘭工業大学ロケット実験設備の利用,学生衛星に関する活動について、今後、協力関係を構築することを確認できる等、双方の大学における研究活動、学生指導、および学生交流にとって,大きな成果を得ることができました。今後も、宇宙関係に関する良好な協力体制を維持するために、共同研究、連携講義、セミナーなどを精力的に実施していく予定です。

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