ニュースリリース

  • 委員会報告 

  • DATE
  • 2009年10月28日

連携講義「宇宙システム工学特論(1)」を実施しました。

平成21年7月2日(木)、1時限に東京都市大学世田谷キャンパス145教室において、室蘭工業大学の棚次亘弘教授先生が、連携講義の一環として、東京都市大学工学研究科機械システム工学専攻の「宇宙システム工学特論(1)」(渡邉力夫講師担当科目)において、「原子力ロケットについて」と言う題目で講義を行いました。室蘭工業大学と東京都市大学の航空宇宙分野では、昨年度に行われた「Winter Seminar at 武蔵工業大学」において、共同研究などを展開するなどの方針を話し合い、今年度より積極的に交流活動を開始しています。今回の連携講義もその一環です。講師の棚次亘弘教授は室蘭工業大学の航空宇宙機システム研究センター所長で、ロケットエンジンなどの宇宙機の推進系設計のスペシャリストです。講義の概要は以下の通りであり、約15名の大学院生に加え、渡邉講師、目黒教授も聴講しました。
内容概要:まず初めにロケット推進の基礎理論を解説した上で,将来のロケット推進システムとして期待されている原子力ロケットエンジンについて概説した。原子力ロケットについては1960年ごろから開発されてきたが,実用的な大型原子力ロケットエンジンについては,まだ開発されていない.その性能は現存の液体燃焼ロケットを大きく凌駕するもので,惑星間飛行や恒星間飛行も夢ではないと示された。
学生はもちろん、聴講した教員も,将来的に有望的でありかつ実現の可能性も高い推進機関の話に多大な興味と関心を持ち、活発な質疑応答がありました。
原子力ロケットの講義.jpgのサムネール画像

戻る