ニュースリリース

  • 委員会報告 

  • DATE
  • 2009年3月6日

Winter Seminar at 室蘭工業大学 Part 1 を開催しました

 平成21年3月4日(水) から6日(金) にわたって、室蘭工業大学 総合研究棟 Y103講義室において、Winter Seminar at 室蘭工業大学 Part 1 大学院特別講義 -研究開発参画型(OJT)の学生教育-を開催しました。
 本セミナーでは、武蔵工業大学の4名の先生方に水素利用システムに関して、「燃料電池システム」および「内燃機関水素エンジンと燃料電池システム」という題目でご講演を頂きました。小林 光一教授および永井 正幸 教授は、燃料電池の種類・構造・特徴、PEMFC, DMFCシステムの特徴、燃料電池に用いる触媒、PEMFCに関する武蔵工大での研究の取り組み、電解質膜の種類、燃料電池に用いる電解質膜の最新動向と課題について、たいへん詳しくご説明下さいました。また、高木靖雄教授および山根公高准教授は、水素燃料の特性、水素エンジン燃料供給方法、特徴と武蔵工業大学の研究開発、水素燃料車載方法、水素燃料の安全と今後、PEMFC, DMFCシステムの特徴と内燃機関との特性の違い、PEMFCの劣化問題と診断技術および武蔵工業大学での研究の取り組みについてご紹介下さいました。
 本セミナーは大学院学生特別講義として開催されましたが、学部生4年生、教職員の参加も多く、3日間の講義の参加者数はのべ185名でした。参加者には、水素エネルギーを専門分野としない人も含まれていましたが、クリーンエネルギーの代表である水素エネルギーに関する基礎の丁寧なご講義と最先端の研究のご紹介により、この分野の重要性、将来性を認識するたいへん良い機会となった、という感想が多く寄せられました。特に、動画を用いた武蔵工業大学の水素エンジン作製のヒストリーの紹介は、多くの参加者が強い興味を示していました。
 本セミナーは、エネルギー資源、地球環境、クリーンエネルギーについて考える機会を提供するたいへん貴重なものでした。

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