ニュースリリース

  • 室蘭工業大学 

  • DATE
  • 2009年11月27日

大学・地域間連携シンポジウムを開催しました。

去る10月30日に戦略的大学連携支援事業による大学と地域が連携した取り組みの一環として大学地域間連携シンポジウム「次世代へのアプローチ~低炭素社会実現に向けて~」を室蘭市中島町の蓬崍殿にて開催しました。内容は気候変動問題の現状と世界の対応策から身近な取り組み至る話題や、エコモビリティの潮流、東京都市大学・室蘭工業大学での取り組みや北海道特に室蘭での低炭素社会実現に向けた取り組みなどが講演され、集まった約200人の市民や学生は深い関心を寄せていました。
本シンポジウムの開催に先立ち会場駐車場では東京都市大学が開発した水素エンジンバスが展示され、内燃機関でありながら排ガスから一切の環境汚染物質や温暖化原因物質を出さない技術に、通りかかったシンポジウム参加者が熱心に都市大関係者に質問するなど注目を集めていました。
基調講演は愛知県在住の環境ジャーリスト富永秀一氏による「気候変動問題に関する世界の取り組み~あなたにも出来る身近な取り組み~」と題して、地球科学の観点から過去の推移と温暖化予測、最新環境技術の紹介と政策的な取り組みなど大局的な観点からのお話と、私たちが身近にかつ生活の質を落とさないで実行できる「エコゴージャス」という考え方、その取組の紹介がわかりやすく、時にはクイズ形式も織り交ぜながら解説されました。講演終了後は会場との活発な質疑応答が交わされました。
特別講演は東京都市大学、北海道開発局、室蘭工業大学によるそれぞれの低炭素社会に向けた取り組みが語られました。東京都市大学からは高木特任教授による水素エネルギーとモビリティに関する講演で、自動車の未来に関して、いろいろな動力方式が進化する中、それらは用途に応じた住み分けが必要であると強調されていました。北海道開発局からは参鍋開発官により主に室蘭で行われた燃料電池と工場排熱による電力と暖房の供給に関する社会実証実験の取組を紹介し、室蘭工業大学から岩佐教授により環境科学・防災研究センターの取り組みが紹介されました。
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