平成20年度 戦略的大学連携支援事業 活動報告書
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地域連携部会 活動報告連携推進委員会 活動報告教育研究部会 活動報告大学運営部会 活動報告9 また、卒業研究を両大学で履修できるようにするのはどうかという提案もなされた。実施については、宿泊措置等の問題があるので、今後検討することとなった。 また、単位互換制度についても検討した。これは、連携教育プログラムを契機として、他の教育コンテンツについても検討し、単位互換制度の確立を図るものである。連携推進委員会では、小委員会で具体的に検討し、推進することとなった。 研究関連では、水素エンジン搭載マイクロバスの実走行について、その実現可能性を検討した。これは、水素エンジンを搭載したマイクロバスを製作し、室蘭市内において実走行を行うものである。また、走行時に水素自動車の運行に関する技術的・社会的な実証データを取り、分析検討する。これらを通して、水素エンジンOJT教育・教育プログラムを構築して実施することも期待できる。 同様に、燃料電池や水素吸蔵合金等の開発を行うとともに、水素エネルギー関連の教育プログラムを構築し、実施することを検討した。なお、連携推進委員会では、今年度についてはセミナー形式で行うこととし、来年度以降に向けて、教育プログラムを確立すべきとの意見が出された。 また、研究分野では連携研究のシーズの掘り起こしも協議された。例えば、医療用機器の開発、原子力発電の耐震工学など、学際的で、連携によって研究の推進に効果があるテーマを探り、連携研究の実現化を目指すものである。これについては、研究小委員会において検討し、連携研究の実現化を図ることとなった。 直接的な学生交流が期待できる課外活動連携についても模索した。例えば、課外活動において、夏季合同強化トレーニングや交流試合などの学生交流を行うことである。これについて、学生交流・支援小委員会において検討し、推進することとなった。但し、本補助金から学生経費を支出することは出来ないため、種々の豊作を考える必要があることも確認した。 連携研究発表会として、選抜された学生による研究発表会等を企画する案も検討された。連携推進委員会では、学生・支援小委員会において検討し、推進することとなった。 国際交流事業の連携化については、両大学で実施されている国際交流事業を共同実施化するなどが提案された。これにより、学生にとっては海外交流・留学先等の選択肢が増える。また、参加学生が増加する等の効果が見込まれるものである。なお、国際交流においては遠隔地連携のデメリットがない利点もある。また、招聘講師の連携活用として、国内外から招聘された講師・研究者を相互に活用して、国際交流の活性化・高度化を図ることも提案された。これらの事項については、学生・支援小委員会において検討し、推進することとなった。2)大学運営部会 大学運営部会のテーマとして、まず職員の短期相互派遣について検討した。例えば、学生サービス部門(教務部・図書館等)、運営部門(企画・経理等)の部署で、数ヶ月間、1~3名の相互派遣を実施することである。実施期間については、各部門にて調整することを前提とした。この研修を実施することにより、両大学の事務処理の長所短所を見いだし、相互に評価し、事務の効率化を図ることができるものと期待される。具体策については、職員交流委員会において、検討し、推進することとなった。 また、上記の同時に施設の相互利用についても検討された。すなわち、派遣教職員のために、相互に施設を確保し、本連携事業の支援を行うことである。加えて、サテライトオフィスの共同利用等、共有できる施設の相互利用化を検討することとなった。これらについては職員交流委員会において、検討し、推進することとなった。 教務関連事業として、大学院特別推薦入学試験の実施についても検討を行った。両大学間で「大学院博士前期課程特別推薦入学試験に関する覚書」を取り交わし、各大学大学院への進学希望者を対象として、武蔵工業大学工学研究科7専攻と室蘭工業大学研究科9専攻の間で相互に推

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