平成20年度 戦略的大学連携支援事業 活動報告書
28/146

地域連携部会 活動報告連携推進委員会 活動報告教育研究部会 活動報告大学運営部会 活動報告26動的に水素の供給を遮断すると共に、漏洩警報機及び警告パネルにより、水素が漏洩したことを音と目視により運転手に知らせるようにした。5.3 一般道の走行実績 上述の水素エンジン及び水素燃料系を改造した水素エンジンバス(JO5H2)のJVIA(日本車両検査機構)において行った排ガス試験結果を表1に示す。ポスト新長期排ガス規制に対してNOxで97%、COで100%、HCで90%低減し、後処理装置なしで規制を大幅に下回る結果となった。その他、JARI(日本自動車研究所)による前述の「圧縮水素ガスを燃料とする自動車の燃料装置の技術基準」の試験を合格し、改造申請によりナンバーを取得した。ナンバー取得後、図14に示すように一般道を走行し、累積走行距離は2100kmに達しており、その間の平均航続距離は、1充填当たり、200kmに達している。6. 次年度に向けての課題 平成21年度は、今年度開発した上記水素エンジンバスで室蘭市内を走行し、動力性能及び寒冷地における運行上の課題を摘出する。また、副生水素を利用する場合の課題及びその解決方法の検討を開始する。図13 水素タンク及び燃料装置、水素漏洩検知器の概略配置図図14 一般道走行実績経過表1 JVIAによる排ガス試験結果

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です