平成20年度 戦略的大学連携支援事業 活動報告書
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地域連携部会 活動報告連携推進委員会 活動報告教育研究部会 活動報告大学運営部会 活動報告43 学生交流・支援小委員会においては、21年度の交流・支援事業に関する計画策定を主に行った。 第一回連携推進委員会(平成21年10月15日)にて確認された本小委員会に関する連携事業計画(課外活動連携、連携研究発表会、連携国際交流)を受け、先ず、武蔵工業大学委員による事業計画打ち合わせ会を実施し(平成21年11月26日)、企画一次案の内容、予算、課題などを纏めた。なお、連携研究発表会については、事前に武蔵工業大学工学部8学科あて、主要参加学会アンケートを実施し、学生交流が可能となる学会の調査を実施した。企画案を教育研究部会(平成21年12月19日)にて報告、室蘭工業大学への依頼事項の確認などの摺り合わせを行い、以下の事業計画案を纏めた。 事業計画は、大きく、①学生課外活動交流、②連携研究発表会、③海外研修プログラム、④男女共同参画、以上4事業である。以下、夫々の要点を纏める。<①学生課外活動交流> 課外活動において指導的な立場にある両学体育教員が相互に交流し、両学における課外活動を調査し、活動交流の活性化に向けた方策を検討する。先ずは、武蔵工業大学からラグビー担当の椿原講師が室蘭工大にてラグビー指導を行うとともに、室蘭工大での課外活動状況を把握する。室蘭工業大学が得意とする課外活動、例えば北海道の特色を活かしたアイスホッケー部の学生責任者との懇談を通じて両学におけるアイスホッケー交流の可能性などについて検討を進める。<②連携研究発表会> 両学の関係学科に関係する学術講演会に連動して、双方の学生・院生が研究発表する連携研究発表会を複数回企画する。また、連携研究会において、関連研究分野研究者による講演会開催の可能性も含めて検討して行く。<③海外研修プログラム> 両大学で実施されている海外研修プログラムを相互に共有し、研修プログラムの充実を図ることを目的とする。本年度は室蘭工業大学で実施予定の研修プログラムに対して、武蔵工業大学の学生にも応募を受け付ける。室蘭工業大学のプログラムでは、冬季休暇中にはキングモンクット工科大学ラカバンとチェンマイ大学で実施されるタイスタディーツアーや、春季休暇中にはロイヤルメルボルン工科大学の付属英語研修センターで実施される語学研修プログラムなどが予定されている。海外研修プログラムの応募においては、パンフレットを作成・配布して、学生に対して広く周知させる。また随時、説明会を開催し、応募学生を募る。海外研修プログラムを実施するにあたっては、研修プロクラム運営WGを設置し、プログラムの内容について協議する。<④男女共同参画> 女子学生と、女性教職員がともに少ない両大学において男女共同参画の視点から、女子学生のキャリヤ育成に関する講演会を開催する。武蔵工業大学からは岡田准教授が担当、室蘭工業大学はクラウゼ小野准教授が担当する。岡田准教授は、工学系教員であり、一方小野准教授はドイツ出身のドイツ語専門教員である。第一回目にクラウゼ小野先生に武蔵工大に来ていただいて、男女共同参画の話をしていただき、二回目に岡田が室蘭工大に行き、「理工学系の男女共同参画の実態や今後」などについて講演をする事をまず予定している。これらの講演会を通じて、両学における男女共同参画に対する意識の高まりをとらえ、男女共同参画に関する有識者、例えば内閣府局長の板東氏や、北海道大学の男女共同参画室長有賀早苗先生などの講演会、パネル討論会などの開催可能性を検討して行く事が重要であると考える。さらに武蔵工大卒、室蘭工大卒のロールモデルの発掘に取り組み、より学生に近い視点から、女子学生に対する働きかけを模索する。以上■教育研究部会 活動報告 学生交流・支援小委員会次年度に向けて(平成21年度事業計画の策定)武蔵工業大学 工学部 教授 丸泉 琢也

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