平成20年度 戦略的大学連携支援事業 活動報告書
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地域連携部会 活動報告連携推進委員会 活動報告教育研究部会 活動報告大学運営部会 活動報告51 A)事前の業務希望調査について 派遣前に業務希望に関する事前調査があったが、「期間が短いため、複数の業務を挙げるべきではない」との指摘から業務の絞り込みをしたものの、結果として複数の業務希望を出すべきであった。実際の現場では「体験」の位置付がやや曖昧で、事前の希望についても、多くがヒアリングでの対応となってしまった。そのため、用意していた内容の大半は前半日程で解消されてしまい、その後は待機時間が多くなるという結果になってしまった。次回は派遣期間が長期になるため、特に業務のすり合せを行い、内容について十分な事前準備を行うことが必要だと思われる。 B)派遣期間中の業務について 期間の短さ故に大きな業務を預かることが出来ないという前提ではあったが、その状況から考えても、「別室での単独作業」など、趣旨から考えると残念に感じる業務もあった。人的交流も重要なテーマであると考え、担当課の中で業務を行うよう改善提案していきたい。 C)派遣期間について 次回の派遣は長期間になるとのことであるが、今回の経験を踏まえると、期間は短くとも多くの人員を交換することも有益であると考える。業務経験から得られる成果のみならず、派遣そのものから得る成果(業務の改善のヒント・人的交流など)も看過できず、互いの職員が啓発し合える環境を恒常的に作っていくことも重要であると考える。6. 連携によって生まれる新事業の可能性 特に就職支援業務について、双方の長所を生かした連携を提案していきたいと考えている。具体的には「首都圏で活動する室蘭工大生への相談サービスの提供」「室蘭工大で実施されている企業セミナーの本学への導入」「支援ガイダンスの交換実施」など、今後報告・提案事項としてまとめていきたい。 以上が様々な成果・反省点があったものの、全体としては非常に有益で、成果の多い研修であった。通常業務の範囲では決して経験できない数多くの視点・学びを得ることが出来たことは、今後自身の業務を充実させて行く上で非常に大きな収穫となった。次年度以降も継続して派遣が行われるとのことなので、後続の活動がより大きな成果を上げられるよう、今後も提案・改善等を進めていきたい。 最後に、年度末の多忙な中で受入れを快諾して下さり、多方面でご支援を頂いた学生課・CSC・総務課の各位をはじめ、関係各位に厚くお礼申し上げたい。 本研修を契機に両大学がますます発展していけるよう、今後もますますの努力を進めていくという決意をもって、本研修の報告の結びとさせて頂きたい。

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