平成20年度 戦略的大学連携支援事業 活動報告書
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地域連携部会 活動報告連携推進委員会 活動報告教育研究部会 活動報告大学運営部会 活動報告7る。また今後、本DVDは各種講演会、学生へのOJT教育の導入などに利用する予定となっている。2)活動計画の立案 これは、入試、広報活動、就職支援、学生指導などにおける大学運営協力を達成するために、連携推進委員会をまず設置・開催して、連携の課題や共通した取り組める事案等の内容を協議し、速やかに各部会の活動計画を立案することを目的としたものである。まず、平成20年10月に連携推進委員会を開催し、各部会の構成・メンバーの選定を行うと共に、それぞれの部会の活動内容を策定した。これを受けて、各部会がTV会議システム等を用いて、今年度の活動計画ならびに来年度の事業計画を立案した。さらに、3月に室蘭工業大学にて開催された第2回連携推進委員会にて今年度の事業の成果を検討すると共に、次年度事業計画を承認した。連携推進委員会の議事録を付録に、各部会の活動計画を次章に記載した。3)教育教材開発 本事業は、両大学が連携しながら水素エンジンに関する教育用DVDを初めとした教育教材の開発や教育プログラムの共同開発等を行うものである。上記の1)とも関連するが、さらに一歩進めて、水素のみならず他の分野においても教育教材を開発することを目的としている。本年度は、まず両大学教員からなる小委員会において実現性を検討した。なお、この小委員会においてなされた検討内容・結果については次章に述べる。4)連携研究 本事業は水素エンジン搭載のマイクロバスを試作することや水素の製造・貯蔵技術の開発、燃料電池の性能向上研究を行うことである。これらの研究事業は当初の目的どおりに遂行することができた。具体的な成果については本報告書の別章に記載したのでご参照いただきたい。5)OJT教育 本事業は、教員が他校を訪問して、主に水素エネルギーおよび水素エンジン関連の講義を行い、それらの基礎となる知識・技術を教授することが目的である。これは21年度に実施予定である水素エンジン搭載バスの室蘭実走行を通して、両大学の学生にOJT教育を行うための前段として位置づけられるものである。20年度においては、3月に武蔵工業大学の教員4名が3日間にわたり複数回の講義を実施した。なお、これらの講義の一部は燃料電池に関するものであったため、ウィンターセミナーat室蘭工業大学の一環と位置づけて実施した。なお、本講義の具体的な内容については本報告書の別章に記載した。6)ウィンターセミナー 本事業は本連携事業のキックオフプログラムの一部として、両大学それぞれにおいて講演会を実施するものである。20年度(2月25日)には、ウィンターセミナーat武蔵工業大学として、航空宇宙工学分野の2名の講師を招聘して、講演会を実施した。また、ウィンターセミナーat室蘭工業大学では、3月4日から6日までの3日間に渡って燃料電池等に関する講演会を実施した。先に述べたように、これらの一部は水素エンジンに関するOJT教育となっている。また、ウィンターセミナーの第2部として、3月16日に武蔵工業大学の30名程度の学生が室蘭工業大学を訪問し、互いの研究成果を発表する形で研究発表会を実施した。これは、各種学会の発表会に関連させて、互いの交流を図ろうという企画であって、今年度は電気学会発表会に関連させて試行的に実施したものである。経費使途の制約から、本事業は直接的な学生交流を行うことが難しいが、本企画はこのような学生交流を実施できる数少ないケースの一つと考えられる。本取り組みは、次章に述べるように、次年度以降にも活発に実施する予定となっている。7)事務局連携

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