平成21年度 戦略的大学連携支援事業 活動報告書
13/186

地域連携部会 活動報告連携推進委員会 活動報告教育研究部会 活動報告大学運営部会 活動報告11ための研究を連携実施する。7)水素エンジン搭載自動車走行のための委員会の開催 地域連携部会では、東京都市大学が開発した水素エンジンバス及び新開発の水素電気ハイブリッドエンジンカーの実証走行を室蘭地域にて1カ月間行い走行データを取得すると共に、今後の水素・電気自動車に関する教育研究に反映させる。また、実証走行の機会を活用し両大学と地域の連携事業として西胆振地域において児童生徒を中心とした環境学習を含めたクリーンエネルギー普及啓発の機会を設ける。東京都市大学が開発した水素エンジンバス及び新開発の水素電気ハイブリッドエンジンカーの実証走行機会を活用した西胆振地域における水素を始めとしたクリーンエネルギー普及啓発活動を行うことにより、地元自治体における地球環境、温暖化問題への取り組みに関する環境意識の高さを全国に発信できるという地域振興効果と、地域の児童生徒や市民に対する環境教育の普及啓発の効果が期待できる。また、東京都市大学において開発に携わった学生が説明等を行うことによる都市部学生と地方住民との触れ合い体験が図られると共に、学生のプレゼンテーション能力の向上という教育効果も図られる。さらに、室蘭工業大学の学生にとっては水素内燃機関を直接見て触れる機会が与えられる教育効果が期待される。8)事務職員の相互派遣の実施及び委員会の開催 本事業では、事務組織の学生サービス部門及び管理部門に所属する事務員・係長クラスの事務職員を対象として、9月又は10月から約2ヶ月の期間、両大学において各々2名を派遣先の同部門に派遣し、派遣先部署の上司の指導・指示等に基づき、専任職員同様の通常業務に就く業務体験を行う。なお、終了後に本件の報告会を実施する。 また、両大学で実施されている教学関係行事(企業研究会、父母との連絡会、科学体験教室など)に当該所属の職員を相互に派遣し、業務体験を行う。期間は年内の当該行事の日程で1泊2日程度の派遣を行う。両プログラムとも相互派遣による業務体験であり、職員交流委員会の主体となる事業である。派遣先大学の専任職員と同様の業務を体験することにより、相互の事務処理システムの長所・短所を見いだし、今後の大学改革推進において、事務部門における効率的な事務遂行するための見直し改善を行う実効的なものとなる。 学生サービス部門においては、教学に関わる電算化システム・カウンター対応・学生への指導・申請書類様式等の見直し改善が期待される。管理部門においては、管理部門の電算化システム・伝票の回付・審議書の決裁・建物管理等の見直し改善が期待される。さらに、事務職員の自己啓発、コミュニケーション能力向上にも期待出来るものである。そして、報告会においては、プレゼンテーション能力の向上と情報共有を図ることが出来る。 これらの活動を通して、事務運営の効率化・サービスの質の向上を図ることができ、学生の満足度を向上させることができる。9)連携推進事業発表会の開催 水素エンジンバス及び水素ハイブリッドカーによる地域と連携したクリーンエネルギー普及啓発事業期間内に、室蘭地域において広域及び地域連携型の戦略的大学連携支援事業の成果発表会を開催し、本事業の趣旨である水素エネルギーの研究協力を契機とした連携事業であることに鑑み、環境ビジネスに立脚した内容の基調講演と共に、本連携による各研究の成果と地域との連携を通じた大学改革の成果を広く発信する。戦略的大学連携支援事業の3ヶ年を総括する、両大学の水素エネルギー研究協力から、航空宇宙などの連携研究、さらには学生交流から大学運営、そして地域連携事業である水素エンジンバス及び水素ハイブリッドカーによる地域と連携したクリーンエネルギー普及啓発事業などの成果を広く発信する成果発表会を開催する。成果発表会を開催することは、大学の連携が自治体の地域振興策とどう相乗効果を発揮し得たのか検証することにもなり、大学関係者、各種研究に携わ

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です