平成21年度 戦略的大学連携支援事業 活動報告書
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地域連携部会 活動報告連携推進委員会 活動報告教育研究部会 活動報告大学運営部会 活動報告20 9月28日、29日、洞爺湖畔で2日間に亘る合宿研修が室蘭工業大学の教員向けに行われ、本学から中村正人講師、岡田往子准教授、岩﨑が参加した。 この研修会のねらいは、新任教員ならびに各学科から各1名選出された教員を対象に、FD(授業改善)を具体的に意識してもらうこと、授業改善は個人だけで行うのではなく、協同でなされることを共通認識してもらうことにある。 この企画は、全学のFDの一環として毎年行われ、今年で6回を数えている。この研究会は一泊二日の泊り込み合宿で行われ、室蘭工大の教員が自ら教える学生をどうとらえ、彼らにいかに授業参加を促すか、ということをテーマにワークショップ形式で進められている。これまでのテーマは、以下のようになっている。 第1回:FDとは何か 第2回:やる気を育む授業の創造 第3回:学生をひきつける授業をつくる 第4回:多様化する学生への対応 ~学力&マナーの低下~ 第5回:学生の主体的な学習意欲を引き出すために そして今回第6回のテーマは、「学生の本気をどう引き出すか」であった。 学内の教育システム委員会の中に位置づけられたFDワーキンググループがこの合宿研修会を組織・運営している。参加者は、着任からの日が浅い新任教員、各学科から選出された教員、前年度を含めた研修会経験者の中から研修会の補佐および実務を担うTF(タスク・フォース:研修進行スタッフ)に加えて、事務局からのメンバーで構成されている。 この研修会の前には、TFによる8回の準備会を行っている。第1日目 29日8時45分に大学に集合し、バスで開催地である洞爺湖のホテルへ移動。車中、自己紹介を含めたオリエンテーションを行う。 宿舎であるホテルに到着後、全員で会場設営。教育担当理事のあいさつから始まり、ワーキンググループリーダーによるミニ講義「ワークショップの進め方」、日程確認が行われた。 すぐにグループに分かれ、グループ作業を開始。自己紹介をし、役割分担。グループ・メンバーの意気込みを象徴するグループの名前とロゴマークの作成に取りかかる。いずれも参加者各自の体験に基づきながら、グループごとに論議、まとめをし、全体へのプレゼンテーションを行う。学内で顔を見知っているメンバーでも、必ずしも声をかけ合うこともないので、互いにほとんど初対面。作成後、グループごとに全体の前でグループ名とロゴマークを説明。日程の最後に、それらロゴマークの品評、表彰が用意されている。 昼食をはさみながらWS1「学生は大学に何を求めているのか?」をテーマとした論議。昼食時はワーキングのあとだけに大分打ちとけあい、交流が進む。食後、全体へ発表のためのまとめとプレゼンテーションづくり。ワークショップごとに必ず全体へのプレゼンテーションがある。会期中4回のプレゼンテーションがあり、これもグループに対する評価対■教育研究部会 活動報告 プログラム・カリキュラム小委員会教育研究会(FD)に参加して東京都市大学 知識工学部 教授 岩﨑 敬道1. ねらい2. 経緯、構成員3. 日程と経過

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