平成21年度 戦略的大学連携支援事業 活動報告書
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地域連携部会 活動報告連携推進委員会 活動報告教育研究部会 活動報告大学運営部会 活動報告68■研修日程 平成21年9月24日(木)~11月20日(金)■研修先部署 室蘭工業大学 運営母体が国立と私立、立地は北海道と東京、1キャンパスと3キャンパス(法人業務は別)等々、様々な違いのある学校法人において約2カ月の研修を行なった。 研修当初は国立大学法人独自の細かい業務に慣れないことから困惑したが、私立大学との相違点を検証する機会となり、今後の業務に生かされることになると確信している。 研修当初より以下の3点を大まかな目標として設定を行った。 ①国立大学法人独自の業務ノウハウを学ぶこと。 ②�2か月の間少しでも室蘭工大の戦力になれるように尽力すること。 ③�両大学の若手職員間の橋渡し役になれる人間関係を構築すること。 結果的には満足のいく研修になり、本学における業務の効率化・物品調達における改善要素があった。印象に残ったことを大きく上げると次の3点である。室蘭工大には、①充実したマニュアル②独自の算出根拠③入札制度が確立されている。 背景には、国立大学法人ならではの頻繁に行われる人事異動(約3年毎)、会計に求められる透明性、調達に求められる公平性があるのではないだろうか。そのために社会に対して常に説明責任が求められており、誰が行っても仕事が引き継げる環境に整っていると感じられた。 室蘭工大での業務体験の日程及び各係の業務は以下の通りである。 ・9月24日~10月30日・・・会計課契約係 →物品・役務契約、備品・不動産の管理 ・11月1日~11月6日・・・会計課出納係 →収入・支出、債権管理、給与 ・11月9日~11月13日・・・会計課決算係 →勘定科目の仕訳、年度・月次決算、財務諸表の作成 ・11月16日~11月20日・・・会計課総務係 →�会計事務の統括、会計監査、警備・交通規制、旅費・謝金 また都市大との違いで驚いたのは、総務系に比重が置かれた人員配置であったことである。単純に両大学を比較してみると、室蘭工大会計課・・・22人(課長、課長補佐含) →建物改修・企画設計以外の業務室蘭工大施設課・・・10人 →建物改修・企画設計に関する業務 都市大SC経理課(会計業務全般)・・・7人都市大SC総務課(旅費計算・総務業務)・・・5人都市大SC管理課(資産管理、建物改修に伴う業務)・・・6人 研修当初は会計課になぜ多くの人数を割いているのか理解できなかったが、研修が進むにつれて非常に細かい仕事を行っているために仕方のないことだと感じられた。 次に室蘭工大会計課における業務を契約係中心に、本学との相違点を踏まえながら説明していきたい。 会計課の業務内容を経験した項目について次の4点を説明したい。A. 物品の調達 B. 借入・請負等の契約 C. 資産管理業務D. 旅費交通費の精算■大学運営部会 活動報告 職員交流委員会職員相互派遣(中期研修)報告東京都市大学 林 健太郎1. はじめに2. 業務体験および研修の概要3. 会計課の業務内容について室蘭工業大学東京都市大学希望物品を会計課契約係にWeb発注物品を各自購入(発注)会計課契約係にて承認購入部署にて請求書・領収書の処理会計課契約係にて業者へ発注経理課にて項目精査会計課契約係にて物品・納品書の検収経理課にて請求書処理会計課にて請求書処理─

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