平成21年度 戦略的大学連携支援事業 活動報告書
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地域連携部会 活動報告連携推進委員会 活動報告教育研究部会 活動報告大学運営部会 活動報告75としては、教務課が幹事になっている会議が教育システム委員会のみであるということに起因していると考えられる。一つの会議に議題が集中する事で、資料作成や打ち合わせに多大な時間を費やす事になるが、本学のように同じ主旨の委員会を複数開催するよりも効率的である印象を受けた。3-4.その他の業務 前述の業務の他にもルーティンワークなどでも、参考になる事が多々あった。鍵・機器の貸出などでは、貸出を行っている機器の中でパソコンがある事について、近年の大学の授業はパワーポイントを使用した授業が多い中、パソコンの貸出は必要であることがわかった。また、両大学共通の業務もあり、違う環境の中で自身の知識を活用出来るという事が、非常に新鮮であった。 11月1日には、地区別懇談会(札幌会場)に参加させて頂く事ができ、本学の保護者会とは違いブース形式での懇談会を経験する事ができた。プレゼンテーション形式とブース形式はそれぞれに長所と短所があることが分かり、こういった経験は今後、自身のスキルアップにつながる経験であると思う。室蘭工大での就業体験期間中に撮影した写真は、別項の報告会用パワーポイント(資料編P141〜149)にいくつか掲載してあり、そちらも併せてご確認頂き、業務内容等を具体的にイメージしていただけたら幸いである。 2ヶ月間に及ぶ就業体験を通じて、本学教務課業務改善に寄与できる事は少なからずあったと思っている。実際に導入できるものもあり、現状ではすぐ導入できないものもあるが、ここでは以下の2点を提案させて頂く。4-1.時間割の標記 本学の時間割は、記載事項が細かく、全ての学生にとって余り必要がない情報も含まれており、学生の視点で見ると煩雑である。これは、近年の度重なる改組により学部・学科が増え、カリキュラムの変更が多々あることに起因している。これにより学生の履修登録ミスや教務課のシステム設定ミスが多発しているのが現状であり、また、時間割作成に費やす作業時間が大幅に増えてしまい、時間外勤務の増加にもつながっている。 今回の就業体験で実際に使用した室蘭工大の時間割を参考に、本学時間割の改善点を提案させて頂く。本学時間割改善にフィードバック出来る事として着目したのは、「科目推移」の記載である。室蘭工大の時間割には科目推移は記載されていない。確認するには、科目推移表という冊子が教務課カウンター前の作業机に置いてあり、基本的には学生のセルフチェックになっていた。両大学の学科数や科目数の違いを加味すると本学ではこの対応をそのまま導入することはできないと思うが、学生のセルフチェックと開示方法については、改善へのヒントを頂く事ができた。時間表へ記載するのと別冊子にて開示するのとでは、学生のセルフチェックという点では一緒であり、本来は現状の情報を正確に伝える事が大事である。そこで近年導入したポータルサイトを利用した学生への周知を提案させて頂きたい。ポータルサイトへ科目推移表をアップロードすることで学生はどこからでも科目推移を確認する事ができる。また、時間表に科目推移を記載しなくなるので、作業時間は大幅に削減出来ることが予想される。 授業時間表の表記に関しては、今すぐに変更することはできないが、テスト的にポータルサイトにて科目推移表を公開し、時間表とポータルサイトを併用することで学生にポータルで確認する習慣をつけさせる事ができれば、将来、授業時間表表記の改善がはかれるのではないかと考えている。4-2.履修未登録者への通知方法について 本学の履修未登録者への通知方法は、該当学生の保証人宛にハガキを郵送し通知している。作業面という視点で考えると、近年導入したポータルシステムがあるにも関わらず、ハガキにて通知という作業は効率的ではないと考え4. 本学へのフィードバック

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