平成21年度 戦略的大学連携支援事業 活動報告書
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地域連携部会 活動報告連携推進委員会 活動報告教育研究部会 活動報告大学運営部会 活動報告77■研修日程 平成21年9月24日(木)~11月20日(金)■研修先部署 東京都市大学 等々力キャンパス総務課 私は室蘭工業大学(以下「本学」という。)に採用されて4年目となった今年度、会計課総務係員として戦略的大学連携事業に係る職員短期相互派遣の対象として選ばれた。採用されて2年間は本学の図書館に勤務し図書・雑誌の受け入れや雑誌の契約業務を行っていたが、3年目から現職の会計課総務係に配属され、主に旅費業務(旅費計算、支払処理)をする傍ら、いわゆる庶務的業務をはじめ庁舎管理業務など幅広い業務に携わっている。 今回の研修の目標として、個人としては旅費事務の取り扱いについて、総務係として謝金事務の取り扱いについて、会計課として物品の検収体制や消費税に対する対応について等を掲げ、国立大学と私立大学の事務処理の違いから現在行っている業務の課題およびその改善点を探っていくこととした。 9月24日から始まった今回の研修は、初めの1週間は当初予定していた研修目標に沿って、諸手続のやり方や諸制度について説明を受けたほか、東京都市大学(以下「都市大」という。)の新規採用職員向けのものと同様のオリエンテーションを受け、10月から日常業務開始に備えた。惜しむらくは、都市大においては本学と違い各キャンパスと法人が別の事務組織になっているため(各キャンパスのほかに法人にも事務組織がある。)、法人が主に行っている業務(消費税事務や出納事務など)が垣間見えないことが残念であった。 10月からは、配属先の等々力キャンパス総務課の日常業務である支払業務(本学における会計課契約係の業務に近い。)に携わることになり、本学においては主に旅費業務を担当していた身としては慣れないところではあったが、キャンパス内や法人との間の資金の流れや諸支出行為について触れることができるポストであったため、短期間ながら都市大内の業務の流れを見ることができた。 配属になった等々力キャンパスは組織規模の小ささはさることながら、組織自体が学部事務の色が濃いために本学の事務局(あるいは事務室)のイメージとは全く異なっている。しかし、平成21年度に新設した学部が入っているため学生数が少なく、大学院生もいないため全体的な業務内容や業務量は本学とは比較できない。その中で日常業務を通じて感じたことを次に挙げていく。①旅費・謝金業務について � 等々力キャンパスにおける旅費・謝金業務は、処理件数が少ないため処理方法や業務フローが非常にシンプルである。旅費については、人事担当者が教員から提出された出張申請書類に旅費計算を記入(手書き)して、支払担当者に回して支払っている。本学においては会計部門において旅費計算をしているが、都市大においては通勤手当との突合作業があるために人事部門で処理しているものと思われる。謝金についても人事担当者が教員から提出された出勤簿等の書類をもとに金額を算出し、支払担当者が支払っている。等々力キャンパスにおいては学部学生しか所属していないことに加え、人文科学系の教員が多いことから実験補助のような業務が少なく、風土的に「教員の仕事は教員がするもの」という考えがあるように思えた。②物品調達業務について � 物品の調達業務は本学のそれとは大きな違いがあった。物品の立替払いが認められていたり、教員発注が認■大学運営部会 活動報告 職員交流委員会職員相互派遣(中期研修)報告室蘭工業大学 会計課 総務係 津川 貴裕1. はじめに2. 研修目標3. 研修概要4. 研修回顧

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