平成22年度 戦略的大学連携支援事業 活動報告書
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学生交流・支援小委員会においては、活動を開始した20年度にまず交流・支援事業に関する計画策定を行った。その策定に際して、本事業費からは学生旅費が支出できないという制約条件がある中でも、大学間連携においてはその中心に学生交流があるべきとの観点に立って、取組み可能な事業を発掘することから開始した。数度の議論の結果として、①学生課外活動交流、②連携研究発表会、③海外研修プログラムの3事業をその骨子とすることとした。 まず、学生課外活動交流においては、課外活動において指導的な立場にある両学体育教員が相互に交流し、両学における課外活動を調査し、活動交流の活性化に向けた方策を練るとともに、まずは北海道の特色を最大限に活かしてアイスホッケー部の交流の可能性を検討した。結果的に平成21年度に実施したこの取り組みの成功によって、22年度には卓球部の合同合宿へと繋げることができた。 また、連携研究発表会とは、両大学の関係学科に関係する学術講演会に連動して、双方の学生・院生が研究発表する連携研究発表会を複数回企画することとした。その連携研究会においては、関連研究分野研究者による講演会開催の可能性も検討した。これについては電気学会に関連した連携研究発表会、応用物理学会・電気学会に関連した合同連携研究発表会に加えて、土木学会における連携研究発表会が開催されるに至った。 海外研修プログラムでは、両大学で実施されている海外研修プログラムを相互に共有し、研修プログラムの充実を図ることを目的とした。室蘭工業大学のプログラムには、冬季休暇中にキングモンクット工科大学ラカバンとチェンマイ大学で実施されるタイスタディーツアー、春季休暇中にロイヤルメルボルン工科大学の付属英語研修センターで実施される語学研修プログラムなどが予定されていることから、海外研修プログラムのパンフレット等を作成・配布して、学生に対して広く周知させるとともに、随時説明会を開催して応募学生を募ることとした。また、海外研修プログラムを実施するにあたっては、研修プロクラム運営WGを設置して、プログラムの内容について協議することを企画した。これらは2度のヨーロッパ語学研修やロイヤルメルボルン工科大学語学研修の共同開催に結び付いた。また、室蘭工業大学にて実施している農業体験への参加も実施することができた。 事業開始当初の企画に対して、これらに関係した教員の熱心な取り組みによって、以下に記すようないくつかの事業が行われたので報告する。1)電気学会・応用物理学会に関連した連携研究発表会 平成22年3月16日に、東京都市大学において「ウィンターセミナーat 東京都市大学」を開催した。これは、平成22年度電気学会全国大会(3月17日(火)~19(木)、明治大学駿河台キャンパスにて開催)および2010年春季第57回応用物理学関係連合講演会(3月17日(火)~20日(土)東海3年間の事業報告と今後について■ 教育研究部会 活動報告 学生交流・支援小委員会東京都市大学 工学部 教授 末政 直晃はじめに1連携研究発表会2連携推進委員会 活動報告教育研究部会 活動報告大学運営部会 活動報告地域連携部会 活動報告評価委員会107

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