平成22年度 戦略的大学連携支援事業 活動報告書
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会や小学校等への出前講義を実施した。参加者は延べ684名に上った。10月30日には、大学・地域間連携シンポジウム「次世代へのアプローチ―低炭素社会実現に向けて―」を開催し、マスコミ各社を含め、多くの参加者を得た。平成22年11月1日~29日には水素燃料エンジンバスによる2度目の試験走行が室蘭市内において実施され、各種の試乗会を開催することにより、合計1,070kmの走行と1,280名の試乗を得た。また、ハイブリッド水素エンジントラックの試験走行も平成22年11月12日から29日の期間に行われ、主としてコープさっぽろの配送車として利用された。同年10月27日には、大学・地域間連携シンポジウム「低炭素社会への道標」を室蘭市内の総合会館蓬崍殿において開催した。本シンポジウムでは、連携事業による研究等の成果を地域社会に還元することを目的として、温暖化対策への取り組みや環境ビジネスに立脚した内容の基調講演を行うと共に、両大学が3年間取り組んできた連携研究の成果発表が行われた。本シンポジウムには約190名の市民や学生の参加者があった。13)事務職員の相互派遣の実施及び委員会の開催 本事業は、大学運営連携の一つとして、業務組織に関する若手職員の相互派遣を実施して、実務ならびに勉強会を通して互いの事務処理体制に関する知識の共有化や交流を図ることを目的としたものである。まず平成21年3月4日から11日までの1週間に亘り、両大学から2名ずつの職員の短期交流を相互に実施した。次いで、平成21年度には9月24日から11月20日までの約2ヶ月間に亘り、東京都市大学2名と室蘭工業大学2名の計4名の事務職員の相互派遣を実施した。これは平成22年度においても実施され、9月16日から11月12日までの約2ヶ月間に、同じく東京都市大学2名と室蘭工業大学2名の計4名の事務職員の相互派遣を実施した。本研修終了後にはそれぞれの大学において報告会を実施した。また、研修報告を受け、大学運営部会を実施した。派遣された職員にとっては、他校の運営方法やシステムの概要を知り、自校と比較する指標を得る経験となった。このような相互交流が事務運営の効率化や学生サービスの向上を図る上で有効であることが、検証できた。また、研修報告会を実施したことにより、派遣職員だけでなく他の職員にも交流による知見の一部が伝えられたことにより、今後の事務運営における改善の機会となったと言える。14)連携推進委員会の開催及び各部会の開催 各事業の進捗状況や今後の活動内容、評価委員会に中間審査状況を把握するため、連携推進委員会を下記の通り実施した。連携推進委員会を開催することにより、最終的な意志決定機関として本事業の運営や調整を行うことができた。また、各部会及び小委員会の開催により、本事業の円滑な活動が図られた。平成20年度 第1回連携推進委員会平成20年10月29日 第2回連携推進委員会平成21年3月26日 平成21年度 第1回連携推進委員会平成21年10月29日 第2回連携推進委員会平成22年3月26日 平成22年度 第1回連携推進委員会平成22年10月28日 第2回連携推進委員会平成23年3月24日 15)連携事業評価委員会の開催 本連携事業では、事業を効率良くかつ効果的に推進するためのチェック機能を担うことを目的として、連携事業評価委員会が置かれており、2名の外部評価委員及び両大学から各1名の計4名の評価委員で構成されている。これまでに開催された評価委員会は、次の通りである。平成21年10月28日に東京都市大学において外部評価委員に対する事前説明会を実施した。また、11月30日には、本事業の中間評価を行うために東京都市大学において実地調査およびヒアリングを実施した。連携事業評価委員会による中間評価を受けることにより、本活動内容の改善点などが明らかになり、今後事業を円滑に進めることに対して大変有効であった。また、外部評価委員を通して地域等に対する本事業の広報活動を行うことができた。次いで平成22年10月26日から27日の2日間に亘って、連連携推進委員会 活動報告教育研究部会 活動報告大学運営部会 活動報告地域連携部会 活動報告評価委員会12

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