平成22年度 戦略的大学連携支援事業 活動報告書
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て報告会が実施された。業務内容やキャンパスの様子、事務処理体制の違いや特色等について、感想を交えながら報告がなされた。本事業では、派遣された職員にとっては他校の運営方法やシステムの概要を知り、自校と比較する指標を得る経験となったと言える。このような相互交流が事務運営の効率化や学生サービスの向上を図る上で有効であることが検証できた。また、研修報告会を実施したことにより、派遣職員だけでなく他の職員にも交流による知見の一部が伝えられたことにより、今後の事務運営における改善の機会となった。10)連携推進委員会の開催及び各部会の開催 各事業の進捗状況や今後の活動内容、評価委員会に中間審査状況を把握するため、平成22年度第1回連携推進委員会を10月28日に室蘭工業大学において開催した。本連携推進委員会においては、東京都市大学から中村学長以下11名、室蘭工業大学から佐藤学長以下8名、連携自治体の室蘭市から土倉企画財政部長共2名の合計21名の連携推進委員及び部会等関係者が出席した。本推進委員会では、平成22年度戦略的大学連携支援事業計画の進捗状況や次年度以降の実施方針の検討が行われた。また3月24日には、東京都市大学において第2回連携推進委員会が開催され、平成22年度の事業報告ならびに第2期自立型連携事業本事業のスタートとなる平成23年度事業計画案について検討がなされた。その他に、TV会議システム等を利用して、各部会及び小委員会が開催された。連携推進委員会を開催することにより、最終的な意志決定機関として本事業の運営や調整を行うことができた。また、各部会及び小委員会の開催により、本事業の円滑な活動が図られた。11)連携事業評価委員会の開催 平成22年10月26日から27日の2日間に亘って、連携事業評価委員による室蘭の現地視察が実施された。本連携事業では、事業を効率良くかつ効果的に推進するためのチェック機能を担うことを目的として、連携事業評価委員会が置かれており、2名の外部評価委員及び両大学から各1名の計4名の評価委員で構成されている。今回の現地視察では、連携事業の進捗状況のヒアリングとともに派遣職員の近況報告、航空宇宙機システム研究センターの視察、水素エンジンバスの室蘭市内の運行ルートの走行体験、連携研究の取組を一般市民に紹介する展示の視察を行った。連携事業評価委員会による中間評価を受けることにより、本活動内容の改善点などが明らかになり、今後事業を円滑に進めることに対して大変有効であった。また、外部評価委員を通して地域等に対する本事業の広報活動を行うことができた。本章では、本事業の目的ならびに平成22年度に実施した事業と成果の概略について記述した。これらは、本事業が適切に運営されていることを示す資料の一部であると共に、今後事業を推進する中で過去の議論の経緯を示す記録となるものである。平成22年度実施事業については、与えられた課題の特色からその達成度については若干の高低があるものの、全ての課題において当初の目的を達成したと考えている。平成23年度は、自立型連携事業を目指す第2ステップの初年度であることから、これまでの連携事業の成果と失敗を振り返りつつ、継続的な連携事業の実施のための方法や事業の実施体制の検討を行うことが目標である。おわりに3連携推進委員会 活動報告教育研究部会 活動報告大学運営部会 活動報告地域連携部会 活動報告評価委員会162

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