平成22年度 戦略的大学連携支援事業 活動報告書
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図1 中村学長の講演の様子平成22年6月30日(水)に室蘭工業大学A304講義室において、戦略的大学連携支援事業の特別企画として、東京都市大学の中村英夫学長による特別講演会「日本のインフラ ─過去・現在・未来─」が開催された。講演会は午後2時40分から4時まで行われ、はじめに、中村学長は、現存する2千3百年前のローマの道を例にインフラストラクチャーの重要性を示された。続いて、日本のインフラストラクチャーについて、「明治維新の頃から日本の近代化に向けたインフラ整備が始まり、その後、関東大震災や戦後の復興事業などを経て必需型事業に大きな国民的努力がなされ、現在では国民の生活、生産活動を支えるのに必要な施設が整い、インフラ整備においては成熟期に達し、これにより世界でも上位の経済活動が営まれている。これからは、緑豊かで自然に恵まれている一方で地震や台風による災害の多い国土で、安全な暮らしを今後とも守り、また、良好な環境を持つ美しく品格のある"Japan Brand"と呼べる国土をつくるために、上級コースのインフラ整備事業を行っていくことがこれからの我々の仕事である」と、パワーポイントやCG映像を使って分かりやすく説明されました。会場には、建築社会基盤系学科1年次110名を含む学部学生や大学院生及び教職員の他、学外から苫小牧工業高等専門学校の学生、近隣自治体の職員及び一般市民等を含め約230名が集まり、熱心に聴講していた。中村学長は、檀上ばかりでなく聴講者のすぐ傍まで来られ、我が国のインフラをさらに整備することが若き工学者に与えられた課題であることを諭すように説明された。図1に中村学長の講演の様子および図2に特別講演会の案内を示す。特別講演会「日本のインフラ─過去・現在・未来─」室蘭工業大学 大学院 教授 佐藤 孝紀■ 教育研究部会 活動報告 プログラム・カリキュラム小委員会図2 特別講演会の案内連携推進委員会 活動報告教育研究部会 活動報告大学運営部会 活動報告地域連携部会 活動報告評価委員会175

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