平成22年度 戦略的大学連携支援事業 活動報告書
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研 修 日 程:平成22年9月16日(木)~11月12日(金)研修先部署:室蘭工業大学 学生支援センター 学生室 今年度は、平成20年度より始まった東京都市大学(以後:本学)と室蘭工業大学(以後:室工大)における「戦略的連携支援事業」総括の年として、私島田が約2ヶ月の間、室工大学生支援センター学生室へ派遣されることとなった。 私立学校法人と国立大学法人との運営の違いについて、肌で感じ、本務校に戻って来てから還元するという大役を仰せつかったが、辞令を受けた時の衝撃は、今でも忘れられず、不安と期待が入り混じった複雑な心境で赴任したことをまるで昨日のことのように覚えている。 室蘭に赴任した当時、事務組織の業務形態の違いからか、適応するまでにある程度の時間を要し、関係者に多大なるご迷惑を掛けたことと思うが、一度慣れてしまえば、特段の不便を感じることなく業務を遂行できたと思っている。 なお、次からは、実際に携わった業務などについて具体的に述べていきたいと思う。 本研修において、私が本学で担当している業務を鑑みて、事前に業務体験を希望した内容は、以下のとおりである。(1)派遣前に体験を希望した業務内容: ①学籍関係の手続(退学・休学・除籍等)について ②�課外活動の援助(補助制度の財源・申請方法等)について ③�施設の貸し出しの運用方法(申請書類書式・使用時間・休日夜間の貸出等)について ④�授業料の管理(当該年度授業料未納者の管理・学内告知・延納手続処理等)について ⑤�授業料の督促(担当部署・督促方法・未納者への懲罰の有無)について ⑥�授業料未納による除籍(手続の進め方・担当業務遂行要領・決定方法・通知方法等)について ⑦課外活動用施設設備について ⑧課外活動の活動状況・加入率等について ⑨�課外活動団体におけるスポーツ安全保険加入状況について ⑩�課外活動団体への指導(部長・主将レベルへの指導体制等)について ⑪�学生指導体制(退・休学、迷惑行為、学生間のトラブル、犯罪行為等)について ⑫�地域との共生(近隣住民からの苦情等の対応等:事例も含めて)について ①については、前年度本学へ派遣されていた教務支援ユニットの青木氏が担当していた。なお、青木氏とは、都市大にて事前に情報交換を行ったことがあったが、室工大での業務の詳細については、時間の関係上、教示いただくことができなかった。 ②については、配属先である学生ユニットの大倉氏が担当しており、申請方法や運営について確認を行うことができた。気になる項目の一つである財源は、大学の予算及び後援会費が充てられており、補助申請を行えば大体の物品や援助金等を支給してもらうことができる支援体制であった。 ③については、学生ユニットが担当部署であったため、自ら進んでカウンターに立つよう心がけ、本学で行っているCS活動を実践するように意識した。なお、申請書類の提出期日については、使用する3日前と決められており、そのルールを守らないものについては、一切受け付けないと厳しく対応していたのだが、それに学生が素直に従っている光景に、室工大生の気質を垣間見ることができた。 なお、本学とは異なり、施設の利用時間は、22時まで(休講日は、19時まで)可能であり、申請を行えば簡便に宿泊することが可能であることには、驚きを覚えた次第である。 ④⑤については、本学とは異なり、会計課が行っていた。私の主業務であり、かなりの時間と労力を裂く業務の職員相互派遣(中期研修)報告■ 大学運営部会 活動報告 職員交流委員会東京都市大学 学生支援課 学生支援センター 島田 則明はじめに1研修の概要2連携推進委員会 活動報告教育研究部会 活動報告大学運営部会 活動報告地域連携部会 活動報告評価委員会230

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