平成22年度 戦略的大学連携支援事業 活動報告書
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詳細について、教示いただく時間が無かったことはとても心残りではあったが、唯一、未納となっている授業料を債権と呼んでいたことが、個人的には印象に残った。 ⑥については、本学のような厳格な手続は行われず、2期続けて授業料の未納が続いた場合に、自動的に除籍処理として扱っていた。本学の場合、未納である授業料の督促、除籍に係わる業務については、学生支援センターにて全て行っているため、個人の業務量の多さに頭を悩ませているのが現状である。本学においても室工大のように業務を分割し、簡素化できれば、労力を分散し、他の業務へ注力することできると思った。 ⑦⑧については、課外活動にて使用できる教室、部室等の数が限られているため、活発に活動している部活とそうでない部活との差を感じた。 ⑨については、大学として保険への加入を奨励しているが、加入率が低いのが現状のようである。また、本学では全員が加入している学生教育研究災害傷害保険(略称:学研災)については、任意加入であり、課外活動などで受傷した場合に限らず、正課活動(授業等)で受傷した場合でも学生の負担が大きいと感じられた。なお、受傷した際に学生から保険の相談があった場合には、加入歴を調べる必要等の付随する業務が発生していた。そのため、全員を加入させた方が、付随する業務が減らすることができ、かつ学生の満足度と安心感を増すことができるのではないかと思った。 室蘭工業大学学生の学研災加入率: 学部88.6% 大学院47.8%<参考>北海道内の国立大の学研災加入率 北海道大学 :学部62.7%院43.4% 北見大学 :学部76.8%院58.7% 旭川医科大学 :学部100%院100% ⑩については、本学の学生団体連合会が主催する「リーダース研修会」に相当する「サークルリーダーシップトレーニング」をサークル常任理事会が主催し、後進の指導、育成を行っていた。 ⑪については、実際に室工大生が交通事故に遭うという場面に遭遇した。当時、学生室に残っていた西畑係長と私とで連携を取りながら、交通事故に遭った学生の対応に当たった。 ⑫については、1ヶ月に一度、「クリーン作戦」と銘打った事務職員による清掃活動が行われる。本学でも近隣の清掃を行う「クリーンキャンパス運動」を実施しているのだが、室工大の場合には、当事者である学生が不在であることに疑問を抱かざるを得なかった。現に学外の歩道等を歩くと室工大生が捨てたと思われるタバコの吸殻や空き缶等が散乱していた。ただし、こうした問題は、室工大に限らず、全国の大学で起こっている悲しい現実であること再認識し、我々が学生指導を強化していかなければならないと思い知らされた出来事であった。 悪い事例を先に書いて恐縮だが、室工大では、大学の施設を使い、「蘭学コンサート」や「ロボットサッカーコンテスト」等を積極的に開催し、地域に根ざした大学と言うイメージが強く、地元に根付いていると感じた。 前述の項目に加えて、本研修を通じて、私が室工大における業務体験を希望した内容は以下のとおりである。(2)派遣中に体験を希望した業務内容: ⑬契約業者選定方法について ⑭相見積りの取り方について ⑮予算管理について ⑯パソコンの維持運用について ⑰システムについて ⑱授業料免除制度について ⑲人材育成計画について ⑬については、自らが担当している業務の予算削減に役立てるため、室工大で行われている方法について確認を行った。その結果、規程に則り、厳しくルールを運用・適用して購入を行っている旨の説明があった。なお、その規程やマニュアルについては、室工大のHPよりダウンロードすることが可能であり、非常に便利であると思った。 ⑭については、インターネット(ネットショップ)等の利用の連携推進委員会 活動報告教育研究部会 活動報告大学運営部会 活動報告地域連携部会 活動報告評価委員会231

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