平成22年度 戦略的大学連携支援事業 活動報告書
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とりのモチベーションの低下に繋がるのではないかと感じたのも事実である。 また、仕事上、他部署との繋がりが希薄なため、大学全体と思われる行事が開催されていても主幹課以外の他部署、下手をすると同じグループ内でも、全く無関心でいることがとても残念に感じた。 先にも述べたとおり、元々、事務の業務分掌がユニット単位で仕事を行うようになっているため、マニュアルが整備されて、ファイリングが徹底されている。それは、まるでパズルのように抜けたピースには新しいピースをはめ込むように、事務機能が運用できる体制が構築されているのである。つまり、人に仕事が付くのではなく、ユニットのポストに仕事が付いている点は、本学が見習うべきことであろう。 なお、組織が小規模であるためか、学生からの要望に対して、直に行動に移せることは、割と柔軟に素早く対応する機動力は、本学と違うと感心したのだが、業務を進める上で、決済を執る案件が多いため、業務の進行に支障をきたしている場合があるのが、とても残念に思える。 本研修を通して、得たこと、再認識させられたことは、以下のとおりである。 ①�一つの業務を一人で全て完結しなければならないため、業務を完結させる必要な情報を自ら全て収集しなければ、業務が全く進まないこと。 ②�自分が担当する業務に対する責任を強く求められること。 ③�担当者以外は、担当している業務内容が分からないため、自分以外の代わりは誰もいないというプレッシャーと孤独感が常に付き纏うこと。 ④�真のシステム合理化がなされており、教職員全員了承のもとで活用されていること。 なお、本研修において、今後の業務等に活かせることは以下のとおりである。 ①仕事の担当領域を明確にして進めること。 ②�縦割り業務の弊害を実感し、横との連携の必要性を感じたこと。 ③学生サービスの質をより向上させること。 ④一つの仕事の流れを俯瞰して、把握すること。 ⑤�少しのことでも情報を共有することの大切さを再認識したこと。 ⑥何よりも元気に笑顔でいること。 ⑦�自炊(手料理を作る)すること(新たな自分の一面に気付くことが出来たこと)。 正直、室工大の業務形態に慣れた頃に本務校に戻って来たため、本来の自分の業務遂行に支障をきたしたという弊害もあったが、振り返れば大変有意義で貴重な経験であった。 最後になりましたが、本研修を遂行するにあたり、多くの方々にご支援いただきましたことに厚く御礼申し上げます。 特に受け入れ先である室工大学生室の武井室長を始めとする皆様に大変親切にしていただきました。皆様からご指導、ご鞭撻をいただいたことで、派遣期間の途中で挫けることなく業務を遂行することができたと感謝しております。 また、私が本学を留守にしている期間に業務を代行いただいた学生支援センターの皆様にもこの場を借りて、御礼申し上げます。 本研修で得た経験は、何事にも変え難いものであり、今後の業務遂行だけに留まらず、今後の人生を送る上でのエポックメイキングな出来事であったと考えております。 辛辣なことも書きましたが、正直室工大へのアイデンティティーに目覚めてしまったのが本音であります。外部から来た者にしか分からないことをつまびらかにして、室工大の発展に寄与できれば幸甚に存知上げます。 本研修が、今後も継続され、本学と室工大がお互いを高め合うに材料になるであろうことを願い結びの言葉としたい。まとめ5謝辞6連携推進委員会 活動報告教育研究部会 活動報告大学運営部会 活動報告地域連携部会 活動報告評価委員会233

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