平成22年度 戦略的大学連携支援事業 活動報告書
236/350

研 修 日 程:平成22年9月16日(木)~11月12日(金)研修先部署:東京都市大学 世田谷キャンパス 管理課 本研修に参加するまで個人的には東京都市大学とのご縁がなく、予備知識なしで参加した。本研修に参加し、改めて他大学と室蘭工業大学(以下本学)の違いや東京都市大学での取り組みについて学び、本学での業務に生かすことを目的にしている。国立大学間での交流や講習会などに参加する機会はあったのだが、国立大学以外の事務組織での仕事を知る貴重な体験になった。 私が配属になったのは東京都市大学管理課施設管理・調達である。世田谷キャンパスにて過ごした。勘定科目の分類について 私が配属になった管理課施設管理・調達では、学内の予算で購入した備品や物品について、「予算執行票」を購入した教職員(学部、研究室)に作成してもらう。その予算執行票に請求書や領収書を添付した書類一式を管理課で受け付けし、その予算執行票をチェックし、品物であれば消耗品か備品か物品か、修理などは建物修繕か設備修繕か委託費かなどの科目の分類をする。決裁後、経理(支払い)に予算執行票とそれに添付する請求書などを渡すことをしている。 その予算執行票について、5万円未満は消耗品、5万円以上かつ耐用年数1年以上を備品、10万円以上50万円未満かつ耐用年数1年以上を物品とし、物品の場合は予算執行票と併せて物品等届出書を作成してもらい、見積書やカタログ・納品書を添付している。50万円以上になると審議書、1千万円以上になると事前協議および稟議書で学内および法人決裁になっている。 なお購入した備品・物品に備品番号シールを貼る。それは施設管理・調達でシールを作成し、教員(物品購入および使用者)の研究室へ送付する。上半期と下半期に一度、シールを貼ったかどうかを施設管理・調達の課長、係長、係員の6名で手分けして確認をするが、私が配属になった9月がちょうど上半期の物品を確認する時期だったため、私も先生や職員の所属先へ確認に行った。 物品を廃棄する時は「物品廃棄届」を管理課へ提出し、備品番号を確認後学内決裁し、問題がなければ廃棄してもらう。管理課では物品管理システムというデータで物品がどの研究室で購入したかなどを管理していた。建物修繕業務への対応について 建物修繕についてはすべて東京都市大学管理課施設管理・調達で受付をしており、ごく軽微な修繕やトイレや廊下、事務室の蛍光灯・電球の取り替えは管理課担当者で対応している。雨漏りなどの建物修繕、衛生器具・配管の水漏れや研究室の個別エアコンの修理は特定の建設業者に依頼していることが多く、迅速な対応ができており、管理課から修繕を発注している。研修中も4号館、8号館で雨漏り、16号館LL第2教室で屋上に設置している空調室外機からの配管水漏れによる漏水対応や13号館1階女子便所の水が止まらないというトラブル、ガラスの割れ、電気スイッチのカバーの剥がれ等の修繕工事、蜂やアブの教室侵入、毛虫の発生と困った事への対応の連絡があった。 修繕業務の支払いについては、工事科目按分をし、9月の修理を一括まとめた請求書によって管理課決裁をし、支払い手続きをされていた。 なお、世田谷キャンパス内の空調はガスヒートポンプ(以下GHP)を使用しており、不具合があった場合はガス会社に電話連絡し修繕業者に来てもらう。エアコンの使用頻度が多いほど不具合も多いらしく、負荷がかかる夏場などは修繕経費の大幅に増が見受けられる。改めて年間を通したメンテナンス業務を計画するのも大切だと思った。GHPの修繕費は事務局の学内予算4割、研究室に配分されている予算から6割負担で分割している。このGHPとは別に研究室で購入したエアコンは研究室10割負担である。職員相互派遣報告■ 大学運営部会 活動報告 職員交流委員会室蘭工業大学 施設グループ 工営ユニット 狩野 悦子はじめに1研修の概要2連携推進委員会 活動報告教育研究部会 活動報告大学運営部会 活動報告地域連携部会 活動報告評価委員会234

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です