平成22年度 戦略的大学連携支援事業 活動報告書
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性学および超電導応用工学特論の計8科目の交換授業が実施された。昨年度の前期には、3件の交換講義しか実施できなかったが、本年度は、実施数の半数以上の8件の実施となった。生体信号解析の授業では、室蘭工業大学の相津佳永教授が東京都市大学工学部生体医工学科3年生に生体光計測を講義された。アンケートによれば、受講した学生のほとんどが、交換授業に意義があると感じ、機会があれば再度受講したいと回答している。単に、講義する教員が変わったことよる新鮮さだけではなく、生体医工学分野の専門家を目指すにあたり広範な工学の知識が要求されることを認識し、知識を補完することを視野に入れて回答しているように思われる。アンケート自由記述には以下のような意見等が寄せられた(抜粋)。● 実習で光トポグラフィ装置を使ったのもあり、とてもわかり易かったです。光学について学んでみたいと思いました。ありがとうございました。● 私は医療工学で人体の臓器などを超音波を使って画像として見るということに興味があったのですが、光を使って画像化することを初めて知ったので、とても興味がわきました。光を使って画像化したものが一般的な検査に使われれば面白いと思いました。● 光の波を体表に当てることで、皮膚の内部や汗腺などを人体にキズを付けることなく調べることができる技術がとてもすばらしいと感じました。また、教授の講義がとてもわかりやすく楽しく受けさせてもらいました。● 本校では詳しく講義を受けられなかったので、光技術の幅の広さにびっくりしました。血管の形状など詳しく画像に表れており光技術について興味を感じました。● 生体医工学科では光学について学ぶ機会がとても少ないので、レーザーやスペックルについての予習をしていれば、もっと講義の内容を理解できたと思いました。● 分光法による測定で一定の反射からメラニン、酸素ヘモグロビン、還元ヘモグロビンを解析・分析する実験に関心を持ちました。光による測定でここまで多くの情報が得られることができるとは思わなかったのでとてもいい勉強になりました。● 東京都市大学では扱っていない研究内容について島谷准教授増田教授河合教授連携推進委員会 活動報告教育研究部会 活動報告大学運営部会 活動報告地域連携部会 活動報告評価委員会22

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