平成22年度 戦略的大学連携支援事業 活動報告書
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固体物性関連分野については、東京都市大学の鳥居粛准教授が室蘭工業大学大学院応用理化学系専攻2年生対象の電子物性学の1コマを講義され、東京都市大学の桃野直樹准教授が東京都市大学大学院電気電子工学専攻1、2年生を対象とした超伝導応用工学特論の1.5コマを担当された。桃野准教授は超電導の基礎と高音超電導体について説明された。後期の交換授業は、土木工学分野から開始された。東京都市大学大学院都市基盤工学専攻1年生科目の構造工学特論を室蘭工業大学の岸徳光教授が担当され、RC部材の衝撃問題に関する講義が行われ、参加したが学生から積極的に質問がなされた。さらに、室蘭工業大学工学部建築社会基盤系学科土木工学コース2年生科目である土質力学Ⅱを東京都市大学の末政直晃教授が担当され、東京都市大学工学部都市工学科2年生科目の土の力学を室蘭工業大学木幡行宏教授が担当された。末政教授は、右図に示すような学生が重要事項を書き込むように作られた資料およびアンケートを用意されて授業を進められた。電気工学分野では、東京都市大学大学院電気電子工学専攻1年生科目の電力社会システム特論を室蘭工業大学の佐藤孝紀教授が担当され、放電プラズマの性質、環境汚染物質処理およびバイオガス改質による水素生成技術について説明された。また、東京都市大学の岩尾徹准教授が、室蘭工業大学工学部電気電子工学科3年生科目の高電圧工学の授業において、アーク放電の講義を担当され、放電の基本的性質から応用に至るまで、多くの写真や動画を含むパワーポイントを利用されて説明された。これらの授業を受講した学生に対して、交換授業に関するアンケート行ったところ、交換授業が有用性であり今後の継続を望む声が多かった。電力社会システム特論受講者に交換講義のメリットとデメリットの理由を質問したところ、以下のような記載があった。(抜粋)〈メリット〉● 自分の大学での講義以外で様々な講義を受けられるのは貴重だと思う● 他大学の方に講義して頂くことで、新たな視点での見方を発見できる土質工学Ⅱの資料末政教授岩尾准教授連携推進委員会 活動報告教育研究部会 活動報告大学運営部会 活動報告地域連携部会 活動報告評価委員会24

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