平成22年度 戦略的大学連携支援事業 活動報告書
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せん形として表現できるが、学生にとっては、その立体的な形状をイメージすることが困難である。そこで、実際に実数軸のcos波と虚数軸のsin波を立体的に表現したモデルを作製し、その和がらせん形状を表わすことを認識させるモデルを作製した。また、このらせん形状は、光学における円偏光の説明においても重要である。偏光は液晶ディスプレイの表示の基本要素として重要であるが、それを認識する上でもこのモデルは有用であると考えられる。2-2 作製したモデル作製したフーリエ級数、全微分、オイラーの立体モデルを、図2-1~2-3に示す。またそれぞれの設計図を図2-4~2-6に示す。立体モデルは透明のアクリル板を使用して作製し、立体的な位置関係が理解しやすいように配慮した。また、それぞれの面で波形や直線が意味する内容を式や記号を使って示すことにより、式との対応が取れるように工夫している。さらに、いずれも学生が手にとって眺められるよう、大きさを工夫した。しかし、あまり小さすぎると、定規を当てて長さを図るなどの作業が難しくなるので、適度な大きさも保つこととした。図2-5 全微分の立体モデルの設計図図2-4 フーリエ級数の立体モデルの設計図図2-5 全微分の立体モデルの設計図図2-3 オイラーの式図2-2 全微分図2-1 フーリエ級数連携推進委員会 活動報告教育研究部会 活動報告大学運営部会 活動報告地域連携部会 活動報告評価委員会27

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