平成22年度 戦略的大学連携支援事業 活動報告書
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生を対象として実施する予定である。また、取り上げた題材の一部は、電気系の科目を意識して構成していたので、電気系の学生でない学生には、若干興味のない内容であったかもしれない。ただし、基本的には工学部の“教養”的な内容であるため、まったく理解できない分野ではないと思われる。報告者がこのモデルを設計し、製作を業者に依頼したが、半分だけ作製した段階で不具合が生じたために、納入が予定していた期日に間に合わず、半分ずつの個数の納入になるなど、いくつかトラブルが生じたが、一応予定通り、22年度内に講義で実践する機会を得られた。ただし、今回このモデルを使った講義が初めてであったため、講義の細かい点においては工夫が足りない部分もあり、また、学生も初めての講義なので若干緊張していたこともあって、報告者自身としては50%ぐらいの出来であったと考えている。学生は、ある程度理解しているモデルについての講義であったので、理解度が高いと思われたが、このような立体的な概念に初めて接する学生に対しては、もう少しモデルの説明とそれに関する応用の説明を具体的かつ明確に示す必要があると考えられた。3-1 クリアファイルの試作内容と期待できる効果クリアファイルは学生が日常的に使用する文房具の一つである。クリアファイルは表面への印刷が容易で作製コストも比較的安いため、様々なデザインのものが出回っているが、学生の勉強をサポートするような内容が描かれているクリアファイルはほとんど無い。東京都市大学の教員と室蘭工業大学の教員が連携事業の一環として共同で教材開発を行うにあたり、多くの学生に配布可能な教材としてクリアファイルを利用する案が検討された。H21年度は以下の内容のものを作製した。図3-1 クリアファイル(ギリシャ文字)図3-2 クリアファイル(三角関数)図3-3 クリアファイル(Maxwell方程式)クリアファイルの作製とアンケートの実施3連携推進委員会 活動報告教育研究部会 活動報告大学運営部会 活動報告地域連携部会 活動報告評価委員会32

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