平成22年度 戦略的大学連携支援事業 活動報告書
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性、電気化学特性は、リン酸ドープ量、動作温度依存性(図16(b))を示すため、利用のための最適化が必要となる。3. 8. 酸素−水素燃料電池特性図17に比較的良好な酸素および水素電極特性を示したCNTを活用した酸素−水素燃料電池の特性の一例を示した。参照のため、市販の電極触媒(Pt:30%, Ru:23.3%担持カーボンブラック)についても検討した。当研究室で調整した試験試料の電池特性は、市販の電極触媒を使用した電池のそれに比べて約50%で、最大出力時の電流値もほぼ50%であった。しかし、酸素極および水素極は、試験CNTの高純度化、化学修飾、ナノ複合化等により反応活性が向上するため、より高性能な電池系を構築できる示唆が得られた。3.9. 燃料電池系—水素吸蔵・放出系—水素製造系 システムの設計・試作 燃料電池系、水素吸蔵・放出系および水素製造系を統合するためのシステム構成、仕様を決定した。これについては、別途記す。図17図16(b)図16(a)連携推進委員会 活動報告教育研究部会 活動報告大学運営部会 活動報告地域連携部会 活動報告評価委員会76

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